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茶ノ木蔵人

Author:茶ノ木蔵人
普通のサラリーマンが、徒然なるままに駄文を垂れ流すブログです。

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一人称小説練習その1
 私の目の前に、直径五十センチ程度の半透明な物体が、淡い光を放ちながら浮かんでいる。

 ちなみに私は何の変哲も無い一般人だ。超技術で作り上げられ、変身するたびにいちいち裸になるアンドロイドでは無く、不思議な猫と共に悪と戦うコスプレ美少女戦士でも無い。もちろん魔法や超能力を使えるはずも無く、今日まで平々凡々と過ごしてきた。
 少し特異な点として、幼少の頃から巫女服を着る機会がほぼ毎日訪れるが、特殊な趣味が高じてそうなった訳では無く、私がたまたま千年以上の歴史を誇る、『大神神社』の一人娘として生を受けてしまった事に因るものであり、私にとっては顔を洗うとかお風呂に入るとかと変わりの無い、単なる習慣の一つとなっている。

 とはいえ高校生になるまではこの境遇を苦痛に思っていたのも事実だったりする。毎日行われる神楽の修行のせいで、友人達と放課後の楽しいひと時を過ごした記憶は無く、クラスの一部の男子からは、不思議な踊りでマジックポイントを吸い取られるなどと訳の判らない内容でからかわれ、挙句の果てにはデジカメを構えた不審者が境内に現れ警察沙汰にまでなる始末。
 警察に押収されたデータから私の巫女服姿の画像が数多く出てきた事を知った時、本気で巫女を辞めるべく泣きながら両親に直談判したのだが、結果として私の希望は叶えられる事は無く、その代わりに境内のあちらこちらに防犯カメラが設置され今に至っている。

 そんなこんなで紆余曲折はあったが、なんだかんだ言っても私は今の境遇に満足していた。

 私は神楽が好きだ。澄み切った神楽鈴の音が本殿に響き渡り、周囲の空気が静寂と緊張感を纏うのを感じると心が高揚する。
 私は神楽が好きだ。己の一挙手一投足に反応し、本殿が神秘的な雰囲気に包まれていくのを肌で感じると涙が出そうにもなる。

 最近の私は自分の神楽に手ごたえを感じている。師匠でもある両親からは、私の神楽はまだまだ未熟だと一笑に付されるかもしれないが、決まった型の舞の中に自分らしい色を出せている様な気がする。まだ気がするとしか言えないところが情けないけど。
 近隣の神社から名指しで指名を受けることも増え、徐々に大神神社の看板巫女としての地位を築き上げつつもあり、順風満帆な巫女人生を歩もうとしていたはずなのに――。

「……勘弁してよ。何なのよ一体」

 嘆いてもぼやいても状況が変わる事は無かった。

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思い立って一人称小説の練習を始めました。どこが悪いやらさっぱりなので何かあったら教えて下さいです。
ちなみに私は神楽が好きだの辺りは思いっきり遊んでいます。無くても文章が繋がるようにはしてあります。思わず少佐の演説の改変を長々書きそうになりました……orz

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テーマ:*自作小説*《SF,ファンタジー》 - ジャンル:小説・文学

(旧)姫巫女 | 22:16:14 | トラックバック(0) | コメント(0)
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